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楽天モバイルが“自宅でMNP開通”に対応、5月9日から

有料オプション拡充で公衆Wi-Fiやデータ復旧サービスも提供

 楽天は、MVNOの「楽天モバイル」において、Webサイトで契約を申し込んだユーザーが自分でMNPの転入手続きを行えるサービスを5月9日から提供する。

 楽天モバイルではこれまで、MNPの転入で契約した場合、新しいSIMカードが届くまで利用できない期間が発生していた。今回の対応により、ユーザーはSIMカードが届いた後に「楽天モバイル開通受付センター」に電話することで、新しいSIMカードの開通手続きを任意のタイミングで行えるようになった。開通手続きが完了するまでは、これまでのSIMカードを利用できる。

 なお楽天モバイルでは、午前8時59分までに開通手続きを受け付けた場合、当日の9~21時(12時間)の間に、新しいSIMカードが開通するとしている。9時以降に開通手続きを受け付けた場合は、翌日の9~21時の間に開通する。

 自宅でのSIMカードの開通手続きについては、Webサイトでの申し込みが対象。これまで通りの、新しいSIMカードの開通を確認した後にユーザーに発送する方法も選択できる。

公衆Wi-Fi、データ復旧サービスを有料オプションで追加

 同社はこのほか、公衆無線LANサービス「楽天モバイルWiFi by エコネクト」の提供を開始した。月額362円(税抜、以下同)で、「BBモバイルポイント」「Wi2」の2種類のアクセスポイントに対応し、合計約6万3000カ所で利用できる。5月31日までに申し込むと無料期間が1カ月間延長され、契約から2カ月間は無料で利用できる。

 「データ復旧サービス」も提供が開始された。月額300円で、最大年2回、一律5000円でデータ復旧サービスを利用できる。データを誤って削除してしまった場合の論理障害(iOSは非対応)、端末が故障しデータを取り出せなくなった場合の物理障害のどちらにも対応し、端末に装着していたmicroSDカードのデータも復旧の対象になる。

 マカフィーのセキュリティ対策ソフトウェアがセットになった月額500円のサービス「データ復旧サービス・マカフィー マルチアクセスパック」も用意されている。

 復旧作業の際には、端末は作業拠点に集荷される。端末は作業時に分解され、端末の返却を希望した場合も分解された状態で返却される。

太田 亮三