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公衆無線LAN「セブンスポット」、災害時はログイン不要で開放されるように

 セブン&アイ・ホールディングスは、災害発生時に公衆無線LANサービス「セブンスポット」をログイン不要で開放する。9月1日以降、全国のセブン-イレブンなど同グループの店舗に設置された2万スポットで実施される。

災害時モードの利用イメージ

 「セブンスポット」は、平常時は会員登録が必要な無料の公衆無線LANサービスとして提供されている。9月1日以降、災害発生時には災害時モードとして開放されるようになる。災害時モードでは、登録・ログイン不要で利用できるようになる。

 接続ページのリンクから、各社の災害用伝言板、ヤフーの提供する災害情報サイト、TwitterやFacebookといったSNSにアクセス可能。そのほか、通常時と同様に、一般のWebサイトやアプリを利用できる。災害時モードでは、一度の接続で30分間継続して利用でき、平常時に1日3回と設定されている利用回数の制限がなくなる。

 今回の災害時モードは、NTTレゾナントがNTT、NHKと共同で運営している安否情報一括検索サービス「J-anpi~安否情報まとめて検索~」と連動している。「J-anpi」はNTTや携帯電話各社、報道機関などが提供する災害用伝言版の情報と、Googleの「パーソンファインダー」をまとめて検索するサービス。

 各社が災害用伝言版の提供を開始し「J-anpi」が災害用モードとなると、セブンスポットの公衆無線LANサービスも連動して災害時モードで起動する仕組みを採用している。

セブンスポットとJ-anpiの連携イメージ

石井 徹