8月の携帯・PHS契約数、ソフトバンクが純増首位を堅持

　電気通信事業者協会（TCA）は、2011年8月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。

　8月の純増数は、ソフトバンクが23万9000件、NTTドコモが18万2100件
イー・モバイル（イー・アクセス）が7万5000件、KDDI（au）が7万3000件、UQコミュニケーションズが6万200件、ウィルコムが5万5100件となった。なお、ドコモの2in1は7800件、ソフトバンクのダブルナンバーは700件とそれぞれ純減となっている。

　好調を続けるソフトバンクはその要因について、iPhoneの契約が依然として堅調であることに加え、8月はULTRA SPEED対応のモバイルWi-Fiルーターやみまもりケータイ、デジタルフォトフレームが好調であったためと説明している。

　MNP（携帯電話番号ポータビリティ）の利用件数は、ソフトバンクが3万7300件、イー・モバイルが200件のプラス（転入超）となる一方で、auは1万2100件、ドコモが2万5300件のマイナス（転出超）を記録した。

　プリペイド契約は、ソフトバンクが3300件の純増、イー・モバイルが0件となった一方で、ドコモが1700件、auが1万4100件の純減を記録した。

　通信方式別に見ると、W-CDMA方式でソフトバンクは23万9000件、ドコモが16万7400件、イー・モバイルが7万5000件の純増を記録し、auのCDMA 1Xは8万3300件の純増となった。ドコモが「Xi」のサービス名称で展開するLTEは、9万500件の純増だった。

　7月に再び累計契約数を400万の大台にのせたPHS方式のウィルコムは、8月も順調に契約を伸ばしており、このまま推移すれば9月には410万契約を超えそうだ。

　通信モジュールの純増数は、ソフトバンクは5万300件、auが3万6500件、ドコモが3万5500件。ネット接続サービス別では、iモード/spモードが29万3800件、ソフトバンクが13万6900件、EMnetが2万600件、EZweb/ISNETは1万4100件となった。