ニッチな製品も揃っているiPhoneアクセサリー

2011年1月26日 06:00
(白根雅彦)
glifの長さは8cmほど

 「glif」というiPhone 4用のアクセサリーを購入した。奇妙な形状のプラスチック片で、パッと見では何のアイテムだかわからないであろう製品だ。使い方はいたってシンプルで、2カ所あるミゾのいずれかにiPhone 4をはめ込むことで、iPhone 4を三脚に固定できたり、さまざまな角度を付けられるチルトスタンドになる、という作りになっている。電力も使わなければ変形もしない、非常にシンプルなアイテムだが、これがなかなか便利なのだ。

 例えば卓上でチルトスタンドとして使えば、ハンズフリーでFacebookやSkypeのビデオチャットを楽しめる。三脚に載せれば、HD動画撮影やUstream中継も簡単になる。筆者の場合は、iPhone 4の上部マイクを話者に向けることで、ボイスレコーダーでより鮮明な音声を記録できるようにしたり、Bluetoothキーボードでテキストを入力するときに使ったりしている。シンプルながら非常に幅広い応用が利く製品だ。

チルトスタンド時。装着する場所によって縦横や角度も変えられるミニ三脚との相性も抜群。動画撮影時にはかなり便利なアイテムだ
glifの底面には三脚のねじ穴がある

 すでにスマートフォン用のスタンドは、さまざまな製品が登場している。そういった製品と比較すると、glifの最大の魅力は、そのコンパクトさと応用範囲の広さにあるだろう。glifは非常に小さいので、カバンやポケットに放り込んでいても決して邪魔にならない(むしろ紛失に注意が必要だ)。glifがなくて困る、というシチュエーションは少ないが、しかし応用範囲の広いglifがあると便利なことも多いので、使うかわからなくても、とりあえず持ち歩いておくと頼もしい。

 iPhoneは単モデルあたりの出荷数が非常に多く、そのおかげでiPhone専用アクセサリーは大きな市場となっている。量販店に行けば多数の製品が売られているし、ネットを検索すればglifのようなちょっと変わった製品も簡単に、比較的手軽な価格で入手できる。今回、glifは米国から直接購入したが、本体価格は20ドル、送料は国際宅配便ながら8.55ドルで済んだ。これだけニッチな製品なのに3000円かかってないのだから、わりと安いと思える。

 アプリとアクセサリーの豊富さは、iPhoneの魅力のひとつである。今後も自分好みのアプリとアクセサリーを探して、自分なりの使いやすいiPhoneを追求していきたい。